AI+画像処理
ソリューション
弊社は画像処理ライブラリの開発経験だけでなく、最先端のAI(人工知能)を搭載するHALCONとViDiの使用経験もあります。だからこそ、必要に応じた機能を選択し、最適なシステムのご提案ができます。昨今、AIの進歩が目覚ましく、特にディープラーニングが脚光を浴びています。しかし、必ずしもAIを用いることがベストとは限りません。例えば、OCR(光学的文字読み取り)。OCRは対象の文字によってはAIを使わなくても、十分な読取精度を出すことができます。その確認をせずにAIを用いればオーバースペックとなりかねません。弊社では、AIと画像処理どちらの方法も検討し、お客様のご意向に沿ったシステムをご提案します。時にはAIと画像処理を組み合わせることでハイエンドのマシンビジョンシステムを構築し、お客様が抱える問題を解決します。
パン品質管理システム
パン工場では機械により日々大量のパンが生産されていますが、品質のチェックは人の目でされているケースが多くあります。 しかし、実際はAIで検査をできるものが多くあります。 ここでは、実例を挙げてどのような検査が可能なのかご紹介します。
アンパンのごまチェック
ゴマがかかったアンパンだけをAIに学習させることで、ゴマのかかっていないアンパンを検出できます。
レーズンパンの中身チェック
レーズンが入ったパンだけをAIに学習させることで、レーズンの入っていないパンを検出できます。
焦げ具合のチェック
店頭に並べられるクロワッサンだけをAIに学習させることで、焦げているパンを検出できます。
ピザパンの具チェック
具がすべて乗った状態のピザパンをAIに学習させることで、具が足りないピザパンを検出できます。
ペットフード検品システム
人間の食べ物と同様にペットフードも検査が必要です。消費期限に誤記があったり、異物が混入していたりするものが市場に出回れば問題となります。AIと画像処理を組み合わせることで、人間の目よりも早く、より正確に検査ができます。HALCONにはAIだけでなく画像処理機能も搭載されています。HALCONを用いれば、AIと画像処理を組み合わせたシステムを高いコストパフォーマンスでご提案ができます。
消費期限チェック
包装に印字された消費期限をOCRで読み取り、マスターデータと比較することで正しい日付が印字されているかチェックします。
包装チェック
包装に印字されている「国産」の文字をあらかじめテンプレート登録しておくことでパターンマッチングにより「国産」の文字を検出します。
異物混入チェック
ひまわりの種だけをAIに学習させることで、ひまわりの種以外のものが混入していないかチェックします。
フード品質チェック
良品のひまわりの種だけをAIに学習させることで、不良品の混入をチェックします。
印字検査システム
工場で製造する製品はシリアル番号やロット番号などで管理され、生産管理やトレーサビリティに利用されています。そのため、これらの番号が正しく印字されているか検査する必要があります。FA用に設計されたディープラーニング「ViDi」を用いれば、形が大きく崩れ傾斜しているような文字も読み取りすることができます。OCRを利用した印字検査システムの一例をご紹介します。
バーコード読み取り
バーコードを読み取り、データベースのマスタデータと照合します。照合が一致すればシリアル番号をデータベースに登録します。
シリアル番号の読み取り
ViDiによりシリアル番号を読み取ります。読み取りしたシリアル番号と読み取りしたバーコードデータを照合することでシリアル番号が正しく印字されているかチェックすることができます。
バーコードの印字品質チェック
国際規格であるISO/IEC 15416に準拠したアルゴリズムで品質をチェックします。品質はA~Fで評価され、評価C以下であればNG判定を出すといったことも可能です。
ロゴの印字品質チェック
ロゴをあらかじめ登録しておき、登録データと画像データを比較することで、印字にかすれや欠けがないかチェックをします。また、登録データとの一致率を算出し、品質の指標とすることもできます。
AI監視システム
通常、モニター室で監視カメラからの映像を人の目で監視しますが、人間が複数台のカメラ映像を漏れなくチェックするのには限度があります。また、長時間の監視は監視者にとって負担となり、異常を見落してしまう可能性があります。そこで弊社では、AIを導入することで監視をサポートするシステムを実現します。ここでは、機能の例をいくつか紹介します。
動体検知
映像に動く物体があれば検知します。対象が静止しても、トラッキング機能により追跡し続けます。人の出入りがない場所の監視に有効です。
異常検知
歩く、走る、携帯を操作するなど、普通の動作以外の行動を取っている人物を検知します。不特定多数の人が行き来する場所の監視に有効です。
エリア検知
侵入禁止エリアを設定することで、禁止エリアに侵入した対象を検知します。 工場などの禁止エリア区域がある場所の監視に有効です。
不審者検知
あらかじめ社員の顔や制服を登録することで、侵入した不審者を検知します。 お客様来訪時はゲスト登録することで一時的に許可することも可能です。関係者の出入りが多い場所の監視に有効です。
導入方法
STEP1 資料請求・お問い合わせ
まずはお気軽にご相談ください。
メールでのお問い合わせはお問い合わせフォームから
電話でのお問い合わせは(TEL:03-6304-0333)に直接ご連絡ください。
専門家が無料でアドバイスさせて頂きます。
STEP2 ヒアリング・事前調査
目的や用途、納期などのご要望をお伺いさせて頂きます。
内容に応じて事前調査を行い、弊社のシステムが対応可能かを判断させて頂きます。
なお、事前調査には画像が必要となります。
※事前調査につきましては、内容によって別途費用がかかることがあります。
STEP3 お見積り・ご契約
お客様のご要望を踏まえたうえで、お見積書を提出します。
お見積りの内容でご納得していただけるようであれば、ご契約をさせて頂きます。
STEP4 納品
お客様立ち会いのもと、システムを納品させていただきます。
必要に応じてティーチングや調整作業をご提案させていただきます。
※調整作業やティーチングにつきましては別途費用がかかります。